花の便りはまだですか

故郷から遠く離れ、まだ見ぬ赤子に想いを馳せつつ 夫と猫2匹ノンビリと過ごす日々。子宮外妊娠(異所性妊娠)の体験記があります。Twitter→@sugrusdan

退院まで

術後一日目

夜中は数時間おきに看護婦さんが来て、血圧などを測る。その都度まな板の上の鯉状態の私。床ずれ&腰痛防止に寝返りを打つたびに傷口に激痛が走り、部屋に誰も居なかったので一人で「ぬぉぉ…」とか言いながら耐えていた。弾性ストッキングも膝の裏に食い込んで地味に痛い。

朝になり、ようやく諸々の機械が外される。寝たままうがいさせて貰って、蒸しタオルで顔も拭いて、だいぶスッキリ。

回診時に先生から卵管切除したよ。との報告。(何か奇跡的な事があって温存出来たよ!みたいなのを期待していたけど、それはないか…。)

聞きたい事が沢山あったのにお忙しいためか風のように去る先生であった。

 

その後も尿道の管を抜き、点滴のみとなった。かなり快適。歩行も問題なし。ただ数歩歩くだけで息切れがしてしまう。昨日まではシャキシャキ歩けてたのに…

トイレの鏡で恐る恐る傷を確認。左に二ヶ所。おヘソ、右に一ヶ所。ホチキスの針のような可愛らしい傷。食欲は旺盛でお昼と夕食は完食!自分でご飯を作らないって有り難い。レシピも参考になる。

この日は結局、体力が付いて行かずに部屋から出られず。かろうじて歯磨きだけで顔も洗えなかった。

 

術後二日目以降はだいぶ元気になり、母親に電話も出来た。「赤ちゃんは子宮にたどり着く前にここ(卵管)で良いか!って着床しちゃって、おっちょこちょいだねー。夫に似たんだわ!」などと笑って話せた。

母も流産の経験はあるものの、とても妊娠しやすい体質で今回のことについては不思議がっていた。本当に、なんでだろうね。

 

その後も順調に回復し、売店でアイスを買っておやつに食べたりしていた。お見舞いには誰一人来ないのでヒマでヒマで仕方がなかった。

スマホで同じ子宮外妊娠を体験した方々のブログを読み漁った。数年前のものが多かったので、どなたも妊娠・出産していて幸せそうな日々を綴っている。私にもああいう未来はあるのだろうか?

 

退院診察

切除した卵管と、腹腔鏡手術の写真をもらう。

ぐろい。でもまじまじと見てしまう。私の場合は右卵管だった。左卵管は癒着なしで綺麗とのこと。よしっ。

お腹にかなり血が溜まっており卵管も肥大していたため、危なかったそうだ。つらい思いをしたけれど、私が死んでは元も子もない。適切な判断をしてもらえて良かった。

週数は6周目の終わりくらいで赤ちゃんが育っていたのはわからないそう。次回生理は予測不可。子作り再開も経過を見てから。一週間後に次回受診。

 

術後六日目の退院の日。台風が去り晴天だった。

一人で帰る私に看護長さんがついて来てくれた。

やっぱり外はいい!暑いけど!

この後に大量の洗濯物と荒れた部屋の大掃除が待ち構えている事も知らず、お世話になった病院を後にする。